2021年5月2日(日)12:00~『SUPERCELLトライアスロン』を開催します!
各タイトルの有名(?)プレイヤーが一堂に会し、クラクラ・クラロワ・ブロスタの3タイトルで戦い最強を決める、熱い闘いがもうすぐ始まります!
開催に際し、「言い出しっぺ」であるSUPERCELL公式クリエイターのpontaさん(@claclaponta)に紹介記事を書いていただきました👇
クラクラではブロガーとして知られています。クラロワやブロスタだとはじめましての方も多いと思います。
2018年から、YouTuberドズルさんの会社で働いております。
番組のディレクターとしては『ブロスタ最弱王決定戦』や『クラロワ8000最強決定戦』『ぼんクラ』などを担当してきました。
今回行われる『SUPERCELLトライアスロン』の発案、台本作家、ディレクターもつとめています。
発案者、と言ってしまいましたが、じつはこの『SUPERCELLトライアスロン』(3種競技)というアイディアじたいは目新しいものではありません。
SUPERCELL社内でも、この企画の着想を得た人は他にもいたと聞いています。
また、Twitterで"SUPERCELLトライアスロン"を検索すると、何件かヒットします。
誰でも一度は考えるんです。クラクラ、クラロワ、ブロスタの3タイトル合同で戦ったら面白いかも、というのは。
でもルールとかハードルを考えると二の足を踏む種類の企画です。どこがハードルかというと、たいていクラクラなんですけど(笑)
だから、今回、本当にエラいのは、公式さんをはじめ、ルールを一緒に考えてくれたWPZTのkabayaくん、突貫で協力してくれたパートナーさんたち、さらには二つ返事で参加表明してくれた選手のみなさんです。
コロンブスの卵を一緒に立ててくれたエラい人たちに、感謝です。
ではなぜ「誰でも一度は考える」かというと、やっぱり、クラクラ、クラロワ、ブロスタがどれもヒットしているからじゃないでしょうか。当たり前ですが、配信停止になったゲームは遊べませんので。
人気が出ずに、惜しまれながらも消えていくタイトルが星の数ほどある中で、3つ以上のロングヒットを出し、長年運営し続けているSUPERCELLの神がかった打率の高さがトライアスロン企画を誰もがやりたくなる大きな理由かと思います。
あと、複数タイトルを共通してプレイしている人がとても多いのもポイントです。スポーツだと、野球とサッカーとバスケを3つとも極めている人はまれですが、SUPERCELLのタイトルだとけっこういるじゃないですか。
今回出てくれる、きおきお選手や、ぼんじゅうる選手はまさにそうですよね。
彼らはどのタイトルでも超一流扱いされることは少ないですけど、裏を返すと、3タイトルすべてで平均以上の実力を持っています。
なので今回、立派な優勝候補の一角です。
もちろんひとつのタイトルを極めるカッコよさもありますけど、総合的な愛で勝つカッコよさが今回の大会のだいご味です。
とか言ってますが、ここだけの話、この企画が通ったあと、一番やめようと言い続けたのは私です。(笑)
やろうと言いだしておきながら、その舌の根も乾かぬうちに抵抗勢力になるなんてちょっとおかしい人みたいですけど。
だって、怖くないですか。下手したら3ゲームをやってる人しか見ないイベントになりそうじゃないですか。
ものすごく小さいターゲットに向けた小さいイベントになってしまったら、私はもう立ち直れません。
「滑る可能性が高いから手を引きましょう」と何度も言いましたが、やりましょうと言ってくださる人たちのおかげでここまでこぎつけました。
心強かったのは、きおきおさんや公式さん、クラロワの元プロ選手などの8人で試験的に行った事前練習大会がかなり盛り上がったことですね。
プレイしている人が楽しければ、たぶんそう悪いことにはならないという経験則があるのでそこでかなり安心しました。
この『内側の人たちがまず楽しむ』ということはとても大事で、特に大事なのは言い出しっぺが楽しむことです。
私、今回かなり楽しんでいます。
とはいっても私はこれまで、手がけた番組において極力、表に出ないようにしていました。
顔を出さないのはもちろん、本当にやりたいことをやるよりも、みんなが喜ぶことを優先していました。
なんだか裏方が前に出るのはカッコ悪いみたいな美学があったんです。
『出しゃばりおじさん』と言われるのも恥ずかしいですし、お仕事で自分が楽しんじゃいけないみたいな思い込みがありまして。
ただそういう、他人の顔色だけ見た仕事だけやってると、企画にパンチがなくなっちゃうんですよね。
そうじゃなくて「私が出てほしい人に出てもらう」というエゴみたいなものは押させてもらいました。
考えてみればドズルも「俺が一番強いやつを見たいだけ」という理由で『クラロワで8000最強決定戦』を開いて大変、盛り上がりました。
そういう「この企画をいちばん見たいのは俺だ!」という言い出しっぺのエゴがにじみ出たイベントは、魂が宿るというか、コンセプトの部分がしっかり固まるのかもしれませんね。
こんなふうに「俺が俺が」って言ってますけど、本番で注目を浴びるのは間違いなく、選手たちです。
私が無理に自分を下げなくても、魅力的な演者が最前面に出てくれます。
つまり「自分を下げることで他人を前に出す」ではなく「自分を前に出しつつ、他人がそれに乗っかって、もっともっと前に出る」が正解なのかなと思っています。
理想は「全員前のめり」です。今回に限らず、ですけど。
さて、思想について話したのでルールを説明します。
今回、16人のトーナメントで行います。3タイトルで試合を行い、各ゲームで最多3点、稼ぐことができます。
勝敗は、3競技の合計星数で競います。合計星数が同じだった場合は、勝利競技数の多いほうが勝ちとなります。
各タイトルの個別ルールですがまずはクラクラ。
こちらは、フレチャレ(フレンドバトル)BO1の獲得星数で勝敗を決します。
破壊率(%)は関係ありません。
ポイントは、タウンホールレベルを合わせずに対戦するということです。
このトライアスロンを企画する上で一番の問題がクラクラでした。
クラクラは、ブロスタやクラロワと違って、フレチャレのときにタウンホールレベルが統一されません。
そしてそのレベル差は、多少の技術差では覆されない絶望的な違いとなります。
つまりSCトラアスのクラクラ部門は唯一、技術ではなく、やりこみ度によって勝敗が決まる競技となります。
もちろん公式さんにアカウントレベルの揃った端末をご用意いただくこともできたのですが、今回あえて、手持ちのアカウントで勝負するルールとさせてもらいました。
「スパセル愛を競う」という思想のもと、「アカウントを育ててないやつは愛が足りない」という力強い理屈により、タウンホールレベル差はあえて無視させてもらいます。
もちろん、最初から結果の見えた勝負を見ていても視聴者はつまらないと思うので、村を同時に攻めるなどの視聴しやすさは配慮します。
そしてクラクラは3タイトルあるうち必ず1戦目とし、2戦目、3戦目でこのクラクラの差をどうカバーするかが見どころとなります。
なお、私がクラロワやブロスタプレイヤーと当たった場合、3タイトルの総合点で勝つにはここで星3を取るのが必須条件です。ミスって星2になったら…これは相当恥ずかしいですよ。
次にクラロワです。
クラロワは普通のBO1です。BANルールはありません。
クラロワは技術による差が相当あるゲームなのですが、今回は1発勝負なので、デッキ相性によってはトロ1,000差あっても番狂わせが十分起こりえます。
さらに、トロが3,000差あっても、タワー3本折って勝つ場合は3点、1本だと1点なので、勝ち方がとても大事になってきます。
例えばみかん坊や選手と私がクラロワで戦った時、トロが2,500差くらいあるので私は100%負けます。
結果の知れ切った勝負は本来なら、見るに耐えない退屈なものになるでしょう。
ただ事前に私がクラクラで彼から星3を取った場合、みかん坊や選手はクラロワで星3の勝利が必要になります。
私はへたくそですが、さすがにキングタワーまでは落とさせない抵抗はできそうです。
こうなると、実力差のある二人の対決が、とたんに戦略性を帯びてくるものになります。
なので、1-0で勝ったみかん坊や選手が頭を抱えて、負けた私がガッツポーズ、みたいなことも十分、あり得ます。
そして最後のブロスタはバトルロワイヤルで戦います。マップは『岩壁の決戦』固定です。
プレイヤー2人に対し、botを8人入れます。キャラクター・スタパ・ガジェットは自由です。
1位が3点、2位が2点、3位が1点、4位以下が0点となります。この、4位以下が0点というのがポイントです。
たとえばミルクレオくんやganくんが優勝するには、バトロイで1位になるだけではなくて、ステージのどこかにいる対戦相手を早めに見つけて、4位以下で潰すことがとても大事になってきます。
逆にクラクラとクラロワが得意な人は、このマップで2位に滑り込むことを狙うでしょう。
そのあたりの駆け引きもぜひ注目してみてください。
ちなみに1戦目はクラクラで確定ですが、2タイトル目でクラロワをやるかブロスタをやるかは、クラクラで負けたほう(同点の場合は破壊率の高いほうが)が自由に選べるルールとなっています。
出てくれる選手は、この16名です(50音順)。
gan
きおきお
きたっしゃん
けいすけ
けんつめし
米将軍
Toshism
ぼんじゅうる
ponta
みかん坊や
ミルクレオ
焼き鳥
yapimaru
yuta14
ライキジョーンズ
RAD
最初8名の予定だったのですが、声がけしたところ、予想以上にどんどん集まり、この人数となりました。
豪華すぎますよね。日本のSUPERCELLコミュニティの強みのひとつは、ゲームに紐づいた強力な配信者が多いことです。
今回、その有名な人たちがほとんど集まってくれたのがありがたいです。
加えて嬉しかったこととしては、ライキジョーンズ選手が今回の説明会のときに「クラクラ、むっちゃ面白いっすねえ」と言ってくれたことです。
あとgan選手が「クラロワのプロ選手とクラロワするのがずっと昔からの夢でした」と語ってくれたこと。
そして私はいま、ブロスタにハマっています(笑)2年前にブロスタには『ノックアウト』とかなかったですけど、めっちゃくちゃ面白いじゃないですか。早く言ってくださいよ。
こうしてみんな、ホームグラウンドじゃないタイトルの良さを再発見するってすごくいいですよね。
やってみるとやっぱりめっちゃくちゃ面白いんですよ、SUPERCELLのゲームって。どれも。
この大会をきっかけに、なじみのないタイトルをさわってハマる視聴者がいたら、それはとても素敵なことだなあと思っています。