7月のバランス調整
こんにちは、チーフ!
5月にお伝えしたとおり、これまでドラゴンデュークと空中編成のメタを注視してきました。今回はその続報です。今回の調整は、大型アップデートの合間のちょっとしたインターバルだとお考えください。大きな新システムの発表はなく、今回は現在のTH18メタの状況、7月の変更内容、そしてその理由に焦点を当ててご紹介します。
現在のTH18では、ドラゴン編成の使用率が想定より高く、その中心となっているのがドラゴンデュークとドラゴンライダーです。確認したデータでは、この編成がTH18同士のクラン対戦で最も多く使われており、攻撃全体の約20%を占めています。
さらに大きな問題となっているのが、クラン対戦のメタも想定以上に一部の編成に偏ってる点です。2番目に多く使われているヒーラーを組み合わせたスピアスローワー編成を加えると、わずか2種類の編成が、TH18同士のクラン対戦における攻撃の約40%を占めています。上位で地上編成が採用されているのは喜ばしいことですが、メタの大部分が数種類の選択肢のみに限られてしまうと、攻撃と防衛の両面における戦術の幅が、理想とする状態よりも狭くなってしまいます。
また、現在のメタではすべての戦術が均等に有効になっているわけではありません。ライトニングドラゴンは、人気のクラン対戦編成の中では苦戦しています。一方、メテオゴーレムは以前の弱体化以降、想定以上に使用率が落ち込んでしまいました。
今回の目標はシンプルです。突出しているものを抑え、使用率の低い選択肢を再び有力な候補に戻しつつ、攻撃全体を強化しすぎないようにします。
また、まもなく新たなクラフトシーズンが始まるため、今回は慎重に調整を進める必要があります。新シーズンが始まれば、防衛レイアウト、編成の選択、攻撃の組み立て方も自然と変化します。メタが再び動き出そうとしている直前に、変更を加えすぎたくはありません。そのため、今回のアップデートは意図的に対象を絞ることにしました。まずは現時点で最も明確な問題を対処し、新シーズン開始後に全体がどう落ち着くかを引き続き見守ります。
変更内容
ドラゴンデューク - トラップダメージ軽減率をさらに引き下げます。単独で行動させて最大限の力を引き出すという、プレイヤーの工夫が活きる仕組みはおもしろいため、レイジ効果に対する変更は追加しません。しかし、単独で飛行するヒーローへの対抗手段として、トラップにはもう少し大きな役割を持たせる必要があります。
ドラゴンライダー - 最高レベル時のHPとダメージをわずかに下方修正します。ドラゴン編成には複数の下方修正が同時に入るため、過度な弱体化にならないよう、今回は慎重に調整します。
ウッドマン(タウンホールガーディアン) - 転がる距離を2マス短縮し、近距離でのノックバックを強化します。ウッドマンは地上攻撃側に警戒を強いる存在であるべきですが、これまでは遠距離から広すぎる範囲を制圧していました。
ライトニングドラゴン - 上位2レベルのHPとダメージをわずかに上方修正します。ライトニングドラゴンはすでに人気があり、使い慣れているプレイヤーも多いため、今回は慎重に調整します。ただし、現在の戦績は想定を下回っています。
メテオゴーレムとメテオマイト - 今回最大の上方修正です。TH18実装後、メテオゴーレムには早急な調整が求められていましたが、結果的として過度に弱体化されることになってしまいました。実装当初のような強さに戻ることはありませんが、今回の変更で、分裂と合体を活かした戦い方に再びスポットライトが当たるようになるはずです。
ドルイド - ドルイドは性能の割に人気がないため、上位レベルの回復量をわずかに増加させます。
今回のバランス調整でも、記事全体を統計データの分析に終始させるのではなく、引き続き変更の意図を説明することに重点を置いています。
さらに詳しい数値を知りたい方のために、今回はクリエイターたちの声も聞いてみました。調整内容が実際のプレイにどう影響するのかを分析する際の参考となるよう、ユニットのヒットレートをはじめとするゲームプレイデータを共有したうえで、彼らが本当に知りたい情報について質問しています。興味がある方は、ぜひお気に入りのクリエイターをチェックしてみてください。
注視している項目
最後まで検討したものの、今回のアップデートでは変更の追加を見送った項目もあります。
トーテムの呪文は、引き続き特に注視している項目のひとつです。スニージーについても、調整するかどうか最後まで検討しました。しかし、ドラゴン編成にはすでに複数の弱体化が入るうえ、新たなクラフトシーズンもまもなく始まるため、まずは状況がどう落ち着くかを見たいと考えています。ガレキネクロとアングリーの呪文はまだ登場したばかりなので、調整の判断を下す前に、もう少しプレイヤーの皆さんが試行錯誤できる時間を設けます。空輸船についても、前回の変更後の状況を引き続き注視しています。
変更しないからといって、見落としているわけではありません。アップデートの他の変更点や次のシーズンによってメタがどう動くかを見極めてから、次の調整に踏み切りたい場合もあります。
フレイムブロワーとロケットバックパック
前回、フレイムブロワーがドラゴンデュークを押し出す挙動を変更したことで、ロケットバックパックが発動しないことがある不具合が発生しました。
根本的な修正にはアップデートが必要なため、それまでは一時的に以前の挙動に戻します。フレイムブロワーは、再びロケットバックパックの進行方向にドラゴンデュークを押し出すようになります。
これは長期的に目指す最終的な挙動ではありませんが、不具合のある挙動よりも、予測可能な挙動のほうが望ましいと考えています。完全な修正と、それに伴う競技上の制限の解除は、次回アップデートで行う予定です。
今後の方針
今回の内容は以上です。今回は、現在のTH18メタを少し健全な状態にすることに焦点を絞った、小規模なバランス調整です。特定の編成への偏りを減らし、使用率の低い戦術にも活躍の余地を生み出し、防衛レイアウトを作る側にもより有効な対抗手段を用意することを目指しています。
引き続き、フィードバックやリプレイ、クラン対戦の結果、率直な感想をお寄せください。皆さんの声は、こうしたアップデートの進め方に、これからも反映されていきます。
グッド・クラッシュ!
クラッシュ・オブ・クラン デザインチーム一同
